Philosophy ハイクレアの考える予防歯科
予防歯科とは
歯科領域の2大疾患は、虫歯と歯周病です。
その2つに共通することが、予防できる、という点です。
予防歯科とは、虫歯・歯周病の発症を未然に防いで口の中の健康を維持することを目的とした治療です。
つまり、虫歯・歯周病を治すことではなく予防するための治療であり、自身だけでは予防しきれない虫歯・歯周病に対して、予防効果を高めることが可能です。
予防歯科によって良いサイクルをつくる
予防の大切さ
ほとんどの人が毎日歯磨きという方法で虫歯・歯周病を予防しています。歯磨きは虫歯・歯周病の予防において最も大切ですが、ご自身の歯磨きだけではどうしても磨き残しが発生してしまいますので、ホームケアだけでは不十分です。歯ブラシのみで取れるプラークは約60%。残りの40%は磨き残しになってしまい、それが虫歯や歯周病の原因となります。
定期的に歯科を受診しプロによるケアを受けることで、ホームケアだけでは除去できない歯石や磨き残しを綺麗にすると同時に、異常がないかの確認と適切な指導で、より予防効果が高まります。
わざわざ定期的に予防のために受診する必要があるのはこのためです。
定期的な受診は、早期発見・早期治療にもつながる
虫歯や歯周炎も、早期発見・早期治療、進行の抑制が重要です。痛みや状態が深刻化してから治療を行うと、治療そのものにも痛みを伴うことにもなりがちです。また治療が複雑化し治療期間が長期になり、費用も高額になりがちです。定期受診で早期に発見できれば、治療範囲も小さく済み、痛みや治療期間、費用も結果的に低減することができます。
また治療したところほど再発しやすいため、そもそも治療が必要な状態にさせない予防が一番大切です。
全身の健康を予防歯科で守る
歯周病は様々な全身疾患との関連性が判明しています。歯周病の悪化によって、高血圧、糖尿病、肥満、脳梗塞、心筋梗塞、早産、認知症、誤嚥性肺炎、など様々な全身疾患のリスクが高まることがわかってきました。高齢化社会を迎えた日本は健康な方だけでなく、様々な持病をお持ちの方がいらっしゃいます。そういった方々には特にお口の中だけでなく、全身の健康の維持、増進にもお役に立つことができます。
お口の機能の維持・回復にも取り組みます
予防は虫歯、歯周病に限りません。歯があったとしても、しっかりと噛む、話す、飲み込む、表情を作るといったお口に関わる動作ができなければ意味がありません。こういったお口が関与する機能のことを口腔機能といいます。50代から徐々に口腔機能は低下していき、年齢が上がるほど嚙む力が弱い、むせる、活舌が悪く舌がもつれるなどのお悩みを持つ方が増えてきます。口腔機能の検査を行い、弱った機能を回復したり維持するのに必要な訓練を指導させていただくことも行います。特に高齢の方はむせの予防により、誤嚥性肺炎のリスクが顕著に低下することがわかっています。
ハイクレア歯科クリニックは、予防を通じて患者様の健康と笑顔だけでなく、患者様の大切な方々の笑顔までも作り出すことができると信じています。